ダットサントラック 7代目 620型。70年代の日産のスタイリッシュな商用車。

クルマ
ダットサントラック

以前日産のベストセラーの商用車であるサニートラックをご紹介しました。

1972年2月、日産はダットサントラックをフルモデルチェンジし、7代目となる610型を発売しました。

ダットサントラック
ダットサントラック リヤ
ダットサントラック 室内

70年代初めでもう6代目。
ダットサントラックは初代10T型が1935年の発売と日産車の中でも歴史のあるクルマです。
620型は北米市場をより意識して作られたデザインにも力を入れたモデルです。
ショルダー部にウイングラインと呼ばれる特徴的なラインが入り、商用車離れしたスタイリッシュな外観となっていました。

エンジンは1300(J13)と1500(J15)、のちにディーゼル2200(SD22)が追加されました。
J型エンジンはOHVで、ミッションはMTのみです。
日産にはA型と呼ばれるサニー用に開発されたOHVもありますが、A型が軽量、高層巡行重視で高回転まで軽快に回るのに対し、J型は商用車・海外市場むけに耐久性重視で作られたエンジンです。
トルク重視の低回転型でトラックのような商用車にはうってつけでした。

OHV J型エンジン

ちなみに、アメリカ向けはOHCのL型(L16/L18/L20B)でAT設定もあり、乗用車的な快適性をそなえ、「Lil’Hustler(小さな働き者)」の愛称で北米で大ヒットしました。
性能・装備とも日本仕様とは異なり乗用車的で、若者の間で「トラッキン」(スタイリッシュにカスタムするサブカルチャー)のベース車として人気を獲得しました。

620型の特徴は何といってもそのデザイン。
サニーエクセレントのようなスピアマスクで、しかもこちらは4灯。
サイドのラインも乗用車的です。
ぶっちゃけその当時の日産の小型乗用車(サニー、バイオレット、ブルーバードUなど)よりカッコよかったくらい。
子供心にこれをセダンにしたらいいのに、と思っていました。
実際には当時のセダンより車高が高いし、シャーシが違うから無理ですけど。

このダットサントラック620型には子供の頃の思い出があります。
小学校の低学年で家にまだ車がなかった時に、父が休日にちょっと会社に行く用事ができ、一緒についていきました。
事業所が川崎にあったのですが、他にだれもいなかったので社用車のダットサントラックに乗せてもらい、多摩川沿いを少しだけドライブしました。
ほんの15分か20分くらいだったと思います。
父の運転で車に乗ったのも、もしかしたら初めてだったかも。
半世紀以上たっても覚えているのでうれしかったのだと思います。

そんな7代目ダットサントラックですが、ロング、6人乗りWピックアップ、キングキャブなどのバリエーションを広げ、1979年まで生産されて次の世代にバトンタッチしました。
ダットサントラックという車名は2002年の生産終了により10代67年で幕をおろしました。
しかし、日本では販売していないものの海外では、フロンティア、ナバラといった車種に受け継がれ、日産のピックアップトラックは今も世界で愛され続けています。

〇オーストラリアで発表された最新型のナバラ

新型ナバラ
2026 Nissan Navara PRO-4X
新型ナバラ
2026 Nissan Navara PRO-4X

〇中国で発表されたフロンティアプロ

フロンティアプロ
フロンティアプロ 室内

いずれもサイズが5.3メートル(フロンティアプロは5.3メートル)以上あり、日本で乗るには大きすぎます。
そこでAI君に、日本サイズでダットサントラックを蘇らせてもらいました。

これなら乗れそうですね。
カスタム用のベース車両にもいいかも。
さらに

もう一つ。

これ結構イケてるんじゃないでしょうか。
インパネもいい感じ。
みなさんはどう思いますか?
それでは、また!