「やさしさに包まれたなら」のB面
1974年4月20日にリリースされたユーミンのシングル「やさしさに包まれたなら」についてご紹介しました。

今回はそのB面のお話です。

「魔法の鏡」
B面の曲は「魔法の鏡」。
♪魔法の鏡 を持ってたら
♪あなたのくらし映してみたい
♪もしもブルーにしていたなら
♪偶然そうに電話をするわ
失恋しても元カレを想い、遠くから見守りたい。
失恋の曲ではないけど「守ってあげたい」につながるものがあるような気がします。
ピュアな失恋ソング
一途に思い続ける純粋な恋心。
最後の繰り返し、
♪あれが最初で最後の本当の恋だから
20歳そこそこで「最初で最後の恋」と言ってしまうところがピュアですね。
シングルバージョンとアルバムバージョン
この曲は「やさしさに包まれたなら」とともに、アルバム「MISSLIM」に収録されています。

そしてこの曲もアレンジが異なっています。
〇シングルバージョン
・キーはト長調
・コーラスが入る
〇アルバムバージョン
・キーは変イ長調
・松任谷正隆氏のマンドリンがフューチャーされる
キーが違うのでレコーディングそのものも録りなおしています。
全体的な印象ではシングルはシンプルでユーミンの声も幼く感じます。
アルバムの方はユーミンの声にかかっているエコーが強めで、若干テンポが速く、「やさしさに包まれたなら」同様明るい軽やかなイメージです。
※曲の長さ…シングル(3:19)・アルバム(3:14)
今回2つのバージョンを調べて、聞き比べてわかったのですが、シングルバージョンでは1番の
♪できることならもう一度 私のことを思い出して
「思い出して」の「て」の部分がちゃんと声が出ていない。
これは僕の憶測ですが正隆氏がこれを気にしてキーを上げたのかもしれません。
また、シングルバージョンとアルバムバージョンでは2番の歌詞が一部違います。
〇シングルバージョン
♪今日もおんなじ街のどこか
〇アルバムバージョン
♪今日もおんなじ夜空の下
「おんなじ街のどこか」…同級生かな?
「おんなじ夜空の下」…大人になって離れた場所にいても・・・
こんな違いでしょうか。
シングルにあったコーラスを無くして、正隆氏がマンドリンを演奏した理由はわかりませんが、完璧主義者の正隆氏がシングルバージョンでは満足できない何かがあったのでしょうね。
僕は今までアルバムバージョンのマンドリンの音が余計なものと感じられていたのですが、今回聞き比べてみてどちらも甲乙つけがいたいな、と思うようになりました。
シングルバージョンはシングルの他に「Yuming Brand」に収録されています。
「やさしさに包まれたなら」と同じですね。
まとめ
今まで気づかなかったのですが「魔法の鏡」は松任谷由実になってからはコンピレーションアルバムにも収録されていません。
(ユーミンサイドと関係なくアルファから出されたものを除く)
荒井由実時代のものでしか聞くことができないのです。
意外でした。
そのため「魔法の鏡」は非常にレアでコアなファンに愛される楽曲となっています。
あなたはシングルバージョンとアルバムバージョンのどちらが好きですか?
それではまた。






