1978年10月、ユーミンのシングル「埠頭を渡る風」が発売されました。
オリコンの最高順位は71位ということでヒットとは言いにくいですが、1か月後に発売された「流線形’80」に集録され、このアルバムは最高順位4位ということで、ユーミンファンの間では広く知られた曲です。

この曲に出てくる埠頭は晴海ふ頭と言われていますが、このジャケットが晴海ふ頭かどうかはわかりません。
昭和の頃に、「友達以上恋人未満」なんて言葉がありましたが、この歌詞はまさにそれ。
♪埠頭を渡る風を見たのは
♪いつか二人がただの友達だった日ね
♪今のあなたは一人傷つき
♪忘れた景色探しにここへ来たの
「ただの友達だった日ね」今は友達以上?
「今のあなたは一人傷つき」恋人にはなっていない?
2人の関係をどうとるかは聞く人次第。
それが多くの人に共感を呼ぶのかもしれません。
2人の距離感に対して、夜のふ頭にドライブする様子は、まさに目に浮かぶよう。
大人の男女の微妙な関係には疎い高校1年の男子にも曲から連想する夜のふ頭の光景は心を捉えました。
この曲が発表後、コンサートのアンコールで歌われることが多くなりました。
アンコールの幕が上がり、この曲のイントロがかかったとたん、全員総立ち!
今でも聞いた途端に心が色めき立ちます。
その後、Destinyなど他にもアンコールの定番曲ができましたが、やはり僕にとってのアンコールで1番の曲はこの「埠頭を渡る風」です。
B面の「キャサリン」はそれまでのユーミンにはあまりないタイプの曲ですが、ユーミンが横田基地に通っていたころの友人をモチーフにしていると言われています。
10台の頃、ユーミンは基地に通い、そこで最新の洋楽やアメリカ文化に触れていたようです。
人との出会いも様々あったようで、ユーミンの音楽に大きな影響をあたえていると思われます。
ユーミンは「私の英語は基地で覚えたのでスラングが多い」みたいなことを言っていました。
「埠頭を渡る風」と「キャサリン」は初めに書いたように「流線形’80」に収録されています。
想い出深いアルバムなので、また今度詳しく書きたいと思います。
では、また。



コメント