シングル「12月の雨」リリース
1974年10月5日、荒井由実・ユーミンがシングル「12月の雨」をリリースしました。

B面の曲は「瞳を閉じて」です。
アルバム「MISSLIM」と同時発売
「12月の雨」と同日にセカンドアルバム「MISSLIM」がリリースされました。
当然、「12月の雨」、「瞳を閉じて」のいずれも収録されています。

ジャケットの共通点
シングル・アルバム共にジャケットはグランドピアノの前に座っているユーミンのモノクロ写真です。
このピアノはユーミンが入り浸っていた六本木のイタリアンレストラン「キャンティ」のオーナー所有のグランドピアノです。
シングルとアルバムではユーミンのポーズがちょっと違います。
クリスマスソング?
「12月の雨」は歌詞の通り、12月のクリスマス前の街が舞台で、雪景色ではないところが東京・入王子出身のユーミンらしいですね。
荒井由実としては初めて歌詞に「クリスマス」が出て来たのではないでしょうか。
結婚後のことですが、ちょうどクリスマスに行ったコンサートでユーミンは
「もうすぐ来るクリスマス」を「今日はちょうどクリスマス」と替えて歌っていました。
懐かしい想い出です。
豪華なコーラス
「12月の雨」はもちろん松任谷正隆氏のアレンジで、キャラメル・ママによる演奏です。
注目なのはコーラス。
ライブでたまたま山下達郎さん、大貫妙子さん、村松邦男さんのコーラスを聞いたユーミンが「あのコーラスは誰?」となってこの3人がレコーディングに参加することになったそうです。
その時の経緯を山師達郎さんが文春で語っています。

山下達郎さん、大貫妙子さん、村松邦男さんといえば伝説的なグループ「シュガーベイブ」のメンバー(5人のうちの3人)。
アルバム1枚だけで残念ながら解散してしまいましたが、この3人はその後も大活躍されていますね。

今も再発売を繰り返す「SONGS」。

カバーやオープニングテーマにも
♪雨音に気づいて 遅く起きた朝は
♪まだベッドの中で 半分眠りたい
♪ストーブをつけたら くもったガラス窓
♪手のひらでこすると ぼんやり冬景色
ストーブが出てくるところが昭和らしいですが、それでもおしゃれな女性の部屋に感じるのはユーミンの都会的なメロディーによるもの。
イントロのピアノの音も印象的です。
「12月の雨」は川島なお美さん、岩崎宏美さんをはじめたくさんのアーティストにカバーされています。
また1994年4月に始まったフジテレビの「おそく起きた朝は…」のオープニングテーマとして使われました。
番組名が歌詞そのものですけど。
松居直美さん、森尾由美さん、磯野貴理子さんの3人による楽しいおしゃべりは、番組タイトルを変え、不定期になりながらも今でも続いていますね。
まとめ
「12月の雨」は「瞳を閉じて」と共にベストアルバム「Yuming BRAND」にも収録されました。

荒井由実としては比較的元気なこの曲。
失恋した女性が元カレに想いを残す歌詞でありながら、昭和のクリスマス前の楽しい雰囲気も伝わってきます。
「MISSLIM」は初期のユーミンファンにはバイブルのようなアルバムですが、しっとりとした曲が多い中で彩を添えている名曲です。






