日産になっても輝くプリンスの技術。永遠に愛され続ける「ハコスカ」~3代目スカイライン。

ハコスカ クルマ

ニッサン・スカイラインとして初めてのモデルチェンジ

1968年7月18日、日産がスカイライン(C10型)をモデルチェンジして発売しました。
スカイラインは元々プリンス自動車工業の車種でしたが、1966年に日産がプリンスを吸収合併したことにより、「ニッサン プリンス スカイライン」となっていました。
先日ご紹介したグロリアと同じような状況です。

日産とプリンスの融合。個性を放つ「日産グロリア」誕生。
1967年4月7日、日産は「プリンス グロリア」をモデルチェンジして「ニッサン グロリア」として発売しました。(A30型) 1966年8月日産自動車がプリンス自動車工業を吸収する形で合併をしました。

3代目スカイラインはプリンス・スカイラインとして持っていた高性能イメージを継承し、一層幅広い要望に応えられるように改良されています。

特徴

空気力学的なダイナミックスなスタイルを持ち、直線基調のボクシーなデザインで、「ハコスカ」と呼ばれるようになりました。
プリンスが日産に吸収合併されてからの発売になります。
プリンスの高速巡航性能、静粛性、感性品質へのこだわりを持ちながら、量産を得意とする日産との部品共用化を行い、コスト最適化、販売網の強化を図っています。
C10は「100マイルカー(160km/h巡航)」を目標に開発されました。
スカイラインの開発者として有名な櫻井氏は「最高のセダンに仕上げるため、ドアの開閉音や匂いまで徹底的にこだわった」と語っています。

バリエーション

新型発売時は排気量は1500cc、ボディバリエーションは4ドアセダン、エステートワゴン、バンです。

スカイラインC10
1500DX
スカイライン バン
バン 1500ツーリングDX

G15型エンジン

エンジンはG15型。
プリンスの技術で開発されたエンジンです。
日産には同クラスのL16型エンジンがあり、合併した時にG15とL16の比較で耐久試験が行われ、甲乙つけがたく、両エンジンとも存続が決まった経緯があります。

G15
G15型

G15型とL16型のスペック比較です。

項目G15(プリンス)L16(日産)
排気量1,483cc1,595cc(L16)※L型シリーズの一部
形式直4 SOHC クロスフロー直4 SOHC ウェッジ燃焼室
内径×行程82.0 × 70.2 mm(ショートストローク)85.0 × 78.0 mm(ロング寄り)
最高出力88PS/6000rpm(実力値90PS超)96〜100PS前後(仕様により)
特徴高回転・高効率・軽快量産性・耐久性・拡張性

主要諸元

車両寸法
全長:4,135 mm
全幅:1,595 mm
全高:1,390 mm
ホイールベース:2,420 mm
トレッド(前/後):1,325 / 1,320 mm
車両重量:945 kg

サスペンション
:ストラット
:縦置リーフ

ブレーキ
:ドラム
:ドラム

タイヤ
5.60-13-4PR

2000GT発表

1968年9月18日、2000GTが追加されました。
ハコスカの本丸ですね。
後輪にセミトレーリングアームを採用した4輪独立懸架で、日本車離れした操縦性を持ち、当時の走り好きが飛びつきました。

スカイライン2000GT
2000GT
スカイライン2000GT
2000GT
スカイライン2000GT
2000GT
スカイライン2000GT
2000GT
スカイライン2000GT
2000GT

2000GTの主要諸元

車両寸法
全長:4,330 mm
全幅:1,665 mm
全高:1,370 mm
ホイールベース:2,570 mm
トレッド(前/後):1,370 / 1,365 mm
車両重量:1,090 kg
※2000GTは直6エンジン搭載のため、 エンジンルーム195mm延長/ホイールベース150mm延長された専用ボディ。

エンジン(L20型・前期型専用チューン)
形式:直列6気筒 OHC
排気量:1,998 cc
圧縮比:9.0
最高出力:105 PS / 5,200 rpm
燃料供給:日立製 2バレルキャブレター
特徴:高速巡航向けにメインベアリング増強、カムプロフィール変更 など専用チューニング。

トランスミッション
4速マニュアル(前期型はMTのみ) ※AT設定は前期には存在しません。

サスペンション
:ストラット+コイル
:セミトレーリングアーム+コイル → 4輪独立懸架(2000GT専用)

ブレーキ
:ディスク
:ドラム

性能
最高速度:170 km/h
駆動方式:FR(フロントエンジン・リアドライブ)

2000GT-R追加!

そして1969年2月21日にスカイライン2000GT-Rが追加されました。
伝説となるGT-Rですが、これは改めてご紹介したいと思います。
まずは写真だけでも。

スカイライン2000GT-R
2000GT-R

1800シリーズ新発売

1969年8月13日、1800シリーズを新発売しました。

スカイライン 1800
1800スポーティDX
スカイライン 1800
1800ツーリングDX
1800スポーティDX

エンジンはG18型・1.8Lで、1500と同じボディでした。

エンジン(G18型)
形式:直列4気筒 OHC
排気量:1,815 cc
最高出力100 PS / 5,600 rpm
最大トルク15.0 kgm / 3,600 rpm
※G15(1.5L 88PS)の上位版として開発されたプリンス系SOHCエンジン。

1800は1500より力強く、2000GTより軽快。
G18型はトルクが太く、街乗り〜高速まで扱いやすい、ボディは1500と共通で軽量、価格も手頃など“最もバランスの良いC10”と評価されることが多いモデルです。

1969年改良型発売、そしてハードトップ発売!

1969年8月20日に1500シリーズ、10月3日に2000GTを改良しました。
さらに1970年10月に改良を加えるとともに1800と2000にハードトップを追加しました。

スカイライン 1800
ハードトップ2000GT

かっこいいですね~。
これぞハコスカと言ったところです。
「エアロダイナルック」を磨き上げ、ハードトップ需要の増大に対処しました。
フロントグリルも前期型と比べてより精悍になっており、高級感も感じられます。
フロントタイヤの後ろにある2000GTシリーズの特徴となる筆記体の「Skyline」のエンブレムが際立っています。
さらに1971年に2000GT-Xを追加しています。

スカイライン H/T 2000GT-X
ハードトップ2000GT-X
スカイライン H/T 2000GT-X
ハードトップ2000GT-X
スカイライン H/T 2000GT-X
ハードトップ2000GT-X

中古車の状況(2026年6月時点)

〇主な出品サイト
グーネット(Goo-net):C10系で最も多く出品。数十台規模で検索可能。
カーセンサー:「ハコスカ」で検索すると多数ヒット。
価格.com中古車、Yahoo!オークション、旧車専門店(旧車王など)。

〇出品台数(目安)
C10系全体:グーネットで50〜100台前後(変動あり)。
ノーマル/レストア車:比較的出品あり。
GT-R(PGC10/KPGC10):希少で常時数台〜十数台。ほとんど「応談」価格。

〇価格帯(車両本体価格、税込目安)

グレード・状態価格帯(万円)備考
4気筒モデル(1500/1800)300〜800比較的狙いやすい
2000GT / GT-X(6気筒)600〜1,500人気のメイン
レストア済み高品質車1,000〜2,000+状態良好な個体
GT-R(本物)2,000〜6,500+(応談)超希少、億超えも稀に
GT-Rレプリカ/モディファイ800〜2,000公認エンジン換装車など

平均価格:C10系全体で約350〜1,000万円前後(状態・仕様により大きく変動)。
高騰傾向:クラシックカー人気で特にGT系は年々上昇。良好な個体はプレミア化しています。

〇注意点
状態が命:走行距離不明車、修復歴あり、エンジン換装車が多いです。
購入時は専門店や第三者機関の鑑定を強く推奨。
在庫変動:旧車なので急に売れることが多く、良い個体は早い者勝ち。
おすすめ:グーネットやカーセンサーで「C10」「ハコスカ」で検索 → 詳細確認 → 現車確認を。

最新の在庫や詳細はグーネットやカーセンサーで「スカイライン C10」「ハコスカ」と検索するとリアルタイムで確認できます。

まとめ

2027年に新型スカイラインが登場予定です。
デザインはこの「ハコスカ」をイメージさせるものになると予想されています。
公開されたティザー動画に睨むようなヘッドライトや特徴的なサイドのラインが垣間見えます。
今からとても楽しみですね。

スカイライン セダン 2000GT-X
セダン2000GT-X

いつものおまけ・現代に蘇らせたら

2027年にでる新型は置いておいて、ハコスカをイメージして現代に蘇らせたらどうなるか、AI君に考えてもらいました。

Newハコスカ

サイドがちょっと3代目マークⅡぽいかな。
セダンも・・・

Newハコスカ

さすがに三角窓はないですよね。

Newハコスカ

もういっちょ。

Newハコスカ

どうでしょうね~。
2027年の新型を待ちましょう!
では、また!

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