晴海の東京モーターショーで話題の1台。日産のパイクカー第1弾 「Be-1」社会現象になったナチュラルでカワイイ小型車。

クルマ

1985年第26回東京モーターショー

1985年の第26回東京モーターショーの日産ブース。
片隅に置かれていた黄色い小型のコンセプトカー。
大反響を呼んだ「Be-1」です。
ちなみに当時は晴海の東京国際貿易センターで行われていました。

「Be-1」発売!

それから約1年2か月後、市販車「Be-1」が発売になります。
全国限定1万台の限定生産車で受注があっという間に1万台を超え、抽選販売となる社会現象になりました。
ベースは初代マーチ(K10型)でエンジンは1000cc、ボディパネルに樹脂を多用し、丸みを帯びたレトロでカワイイスタイルでありながら懐かしくて新しいノスタルジック・モダンがテーマになっていました。

Be-1
Be-1
Be-1

フロントの丸目も可愛いですが、ふっくらとしたリヤが可愛いですよね。
標準ルーフの他にキャンバストップもありました。

Be-1 キャンバストップ

室内は・・・

Be-1 インパネ
Be-1 シート

インパネはシンプルでクール、シートはナチュラルで温かみがありますね。

名前の由来

Be-1とい名前の由来は開発時、Bチームが提案したデザイン案の1つとして内部名称でB-1案と呼ばれていたことにあります。
それに後付けだとは思いますが、Be-1 = Be One = 自分らしくあるための一台といった意味もあったようです。

主要諸元

主要スペック
全長×全幅×全高:3,635mm × 1,580mm × 1,395mm(標準ルーフ) / 1,420mm(キャンバストップ)
ホイールベース:2,300mm
車両重量:約670〜710kg
エンジン:MA10S型 987cc 直列4気筒 SOHC(キャブ仕様) 最高出力:52ps / 6,000rpm
最大トルク:7.6kg・m / 3,600rpm
トランスミッション:5速MT or 3速AT
駆動方式:FF
燃費:MTで約20.5km/L(当時10・15モード)
タイヤ:165/70HR12
乗車定員:5名
最小回転半径:4.4m(取り回し良好)

特徴

エンジンがキャブレターの1000ccということもあり、速さよりも心地よさを優先していました。
新車価格は約129万円から。
サイズも扱いやすいし、値段も今の軽よりもずっと安くていいですね。
生産は少量・手作業生産が得意な高田工業に委託され、当初月産400台から600台に増強されました。
1987年1月に始まり、12月まで1年間半手作業で生産されています。
少量生産のため、鋼板プレス金型を使わずに済む、樹脂パネル(フレックスパネル)を多用していたことも特徴の1つです。
抽選になるほど爆発的な人気でプレミア価格で取引され、中古市場でも高値で取引されました。
個体数が少なくなったこともあり、今でもなお高額で取引されています。
当時カタログも人気で大量配布用の横長の物と真四角の大き目、絵本のような厚いカタログの2種類があり、大きい方は入手困難になっていました。

ボディカラー

ボディーカラーは4色。
日産は今もボディーカラーには力を入れていて、いろいろな名称のカラーがありますが、Be-1にも4色の特徴ある名前が付けられていました。
Pumpkin Yellow(パンプキンイエロー)・・・メインカラー、今まで紹介した写真の色。
Tomato Red(トマトレッド)・・・この色のオープンカーが作られ、横浜スタジアムのリリーフカーとして活躍しました。

Be-1 レッド

Hydrangea Blue(アジサイブルー)。

Be-1 ブルー

Onion White(オニオンホワイト)。

Be-1 ホワイト

どれも可愛いですが、やっぱりイエローが一番Be-1らしく見えます。

Be-1ショップ

社会的現象となり、車だけではなく、南青山にできたBe-1ショップも話題となりました。
“車を売らないショールーム” という日本初のコンセプトスペースをファッション・デザイン・カルチャーの最先端発信地である青山に開設していました。
Be-1の世界観を丸ごと体験できる空間で、僕も行った記憶があります。

Be-1ショップ
Be-1ショップ

ここにはなんと、当時皇太子だった徳仁親王殿下(天皇陛下)も訪れたということです。
ビックリですね。

まとめ

この様にたいへん話題になったBe-1はパイクカーと呼ばれ、その後日産は続けて発表していくことになります。
PAO、S-Cargo、FIGAROなどですね。
どれも超個性的で、話題となりました。
日産にはこの頃の元気を取り戻してほしいです。

いつものおまけ・現代に蘇らせたら

ということでBe-1をAIに蘇らせてもらいました。

NewBe-1
NewBe-1
NewBe-1

軽自動車にあったらいいな、と思いますが、かわいさではBe-1に負けますね。
こんなのも。

NewBe-1

サクラベースのパイクカーとして出したら人気が出るかもしれません。
それでは、また!

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